
私共が日本人の顧客の皆様から受ける相談の電話の中で最も多いものの一つは、停車中のスクールバスに対する追い越しに関するものです。これはスピード違反に関するものに次いで多いものです。この違反がこれ程しばしば犯されてしまうのは、日本人の方々がこの法律のことをよく知らないか、もしくはよく理解していないことが原因となっているということがわかっています。以下にニューヨークとニュージャージーにおけるスクールバスの追い越しに関する規定の基本的な解説を示しておきます。これらのバスは、「SCHOOL BUS」という表示、天辺に付いた赤色灯、及び特徴的な黄橙色によって識別することができます。
スクールバスが乗客の乗降のために停止する前には、通常運転手が黄色の警告灯を点滅させます。これを目にしたら、減速して停車する準備をしてください。
ニューヨークでは
スクールバスの赤色灯が点滅している時には、両方向から接近する車はバスに到達する前に停止しなければなりません。少なくともバスから20フィート(6m)手前で停止する必要があります。
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スクールバスに対して一旦停止したら、赤色灯の点滅が止まるか、バスの運転手または交通整理官が合図をするまで、再び発進することはできません。
この法律はニューヨーク州内の全ての道路において適用されます。例え分離帯で分割されたハイウェイの反対車線であっても、スクールバスに対しては停止しなければなりません。
障害者のための車両もスクールバスと同様の設備がなされている場合があるので、それらに対してはスクールバスと同様に停止しなければならないということを忘れないようにしましょう。
停車中のスクールバスの追い越しに対する罰金は、最低額が初回違反の$250、最高額が3年以内に3回目の違反を犯した場合の$850となっています。これに加えて、もし3年以内にこのような違反で3回有罪となった場合には、最低6ヵ月間免許証が取り消されます。各々の違反ごとに、ニューヨーク運転記録に5点ずつ違反点が加算されます。(反則点が11点以上になった場合には、免許証は停止されることになります。)
ニュージャージーでは
スクールバスの赤色灯が点滅している時には、25フィート手前(バスの前後ともに)で停止しなければなりません。これは2車線の道路、または線表示のみで分離された複数車線のハイウェイ、及び私道に対して法律で定められたものです。
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しかし、ニュージャージーでは、分離帯で分割されたハイウェイの、安全地帯または一段高くなった中央分離帯を超えた反対車線にいる場合には、時速10マイルまで減速して走行すればよいことになっています。ニューヨークとは違って、停止する必要はありません。ただし、減速しながら子供達に注意を払わなければならないことは言うまでもありません。
もしバスが学校の前で子供達を乗降させている場合には、長時間待つことになりかねません。しかし、ニュージャージー交通法はこのことを考慮しています。この場合には、(どちらの方向からでも)バスを追い越してよいと法律で定めてあります。ただし時速10マイル以下でなければなりません。
ニューヨークと同様に、各違反ごとにニュージャージー運転記録に5点ずつ加算されます。しかし、免許証が停止されるまでに12点を要します。この違反が他州においてなされた場合には2点のみが加算されます。
奇妙なことに、ニュージャージーにおいては停止中のスクールバスを追い越したことを目撃された車の持ち主が違反を科せられます。つまり、もしあなたが友人に車を貸し、誰かがあなたの車が赤色灯を点滅させたバスを追い越したのを目撃したと警察に通報したら、あなたの友人ではなくあなたが違反を科せられることになります。(しかし、ニューヨーク交通法はこのような状況について明記していません。)
© Anzen Driving Schools, Inc., 1999